“殿堂入り”を達成した伝説のボードゲーム『ブロードウェイ』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
title

1981年。このボードゲームは誕生した。
ボードゲームの大半は、時代を乗り越えられずに消えていってしまう。
とてもよくできた名作であるというのに・・・だ。

このボードゲーム『ブロードウェイ』も消えていった作品のひとつ。
しかし、一部では、”殿堂入り”と言われるほど、その面白さは計り知れない。

だが、時代の流れは容赦なしだ。今ではこのゲームを知る人もそう多くはない。
1981年のゲームのため、日本のネット上ではルールすらほとんどない。

なので、簡単にだが、このゲームの内容を記録しておくことにした。
このページを見て、少しでも、「面白そう」と思っていただければ幸いだ。
遊べる機会があるかは別の話になるが・・・。

ミュージカルに投資する勇気はあるか?

ボード

このゲームでは、プレイヤーはミュージカルの投資家となり、お金を稼ぐゲームだ。単純な話、ゲームが終わって、金が一番多ければ勝ちだ。

そのお金はどうすれば増えるかといえば、もちろん投資だ。

tobacco road

自分の手番には、さいころを振って、出た数だけ進み、止まったマスの指示に従う。

止まったマスには、ミュージカルに投資できるマスがあるので、それで株を買うわけだ。ちなみに写真のマスに止まると、「TOBACCO ROAD」というミュージカルを1株6000$で買うことができる。

こんな感じでプレイヤー全員がいろんなミュージカルに投資していくわけだ。

青マス

株を買えるマスは、ちょうどとまると安く買えるマスのほかに、好きな場所のミュージカルを買うことができるマスも数多くある。

そのため、ミュージカルの株は比較的買いやすく、ゲームはとんとん進む。
そして、10口の枠が全て埋まると、ミュージカルの地方興行がスタートする。

このとき、そのミュージカルを一番多く買ったプレイヤーがプロデューサーとなる。(写真の場合、青が一番多く買っているので、青がプロデューサーになる)

プロデューサー

プロデューサーになったら、まず、そのミュージカルの封筒を受け取る。
このとき、公演用のお金として、「DIVIDEND」に書かれている金額も受け取る。

このお金はとても大事で、もし地方興行をしているときにお金が払えなくなってしまうと、投資しているプレイヤーは、さらにお金を支払うはめになる。

そのミュージカルが成功するかどうかは、プロデューサーの手腕(という名のさいころ運)にかかっているわけだ。

地方興行

さて、地方興行だが、内側から外側のルートにコマが移る。
進み方は、同じようにさいころを振って、出た目の数だけ進み、指示に従う。

このルートはとてもシンプルで、大きく分けて、ただ支払うだけのマスとお金がもらえるマスの2種類しかない。つまり、運ゲーだ(笑)

マスの種類

基本的には、封筒に書かれたFEEの金額を支払う(通常でも、2回支払いをするとほぼ破産)のだが、時代は1981年。バランスなんてしったこっちゃない。

他にも、止まったら、お金を全て支払うマスがあったり、ひどいのだと、「スタートに戻れ」と今となっては懐かしいマスも存在している。

サイコロに注目

そんな運ゲーをものともせず、無事1周して地方興行を終了したら、最後にまた、さいころを振る。そして出た目の数×指定された金額がもらえる。

今回でいえば、4が出たので、報酬は30,000×4=120,000をゲットできる。
そのお金は投資したプレイヤーみんなで分け合うというわけだ。

ここが一番盛り上がるところなのだが、写真をよく見て欲しい。
このゲーム、実はさいころの面に何も書かれていない「0」がある。

この目をだしたら、報酬は0。とてもじゃないが、0なんかだしたら、相当ブルーな局面になることは目に見えている。恐ろしい。なんて恐ろしいんだ。

投票権

さて、そんな恐ろしいさいころを振り終えたら、投票権も配られる。
このゲームには8つのミュージカルが登場するのだが、最後にブロードウェイ大賞が決められる。その賞金は500,000$。これはでかい。

その大賞だが、どうやって決めるかといえば、ここでもひたすら運ゲーだ。
さいころを振り、出た目に従って、ミュージカルを続けるかどうかを決める。

選択肢は大きく分けて2つで、ひとつはお金を払えば続行。
これは後半ではお金は結構あるので、問題ないのだが、もうひとつが曲者だ。
投票権10枚を使って、続行するというものだ。

もちろん、1枚でもたりなければ即、ミュージカルは終了だ。
そして、この投票権はほかのプレイヤーと自由に売り買いできる。
1枚を100,000$で売っちゃったりすることだってできるのだ。
(※ちなみにゲームが終わったあとは、投票権はただの紙切れになる)

ブロードウェイ大賞

そんな感じで、ひとつのミュージカルが残るまでひたすらさいころを振り続け、最後まで残ったミュージカルがブロードウェイ大賞を勝ち取るわけだ。

そして、忘れてはいけないが、大賞をとった人が勝者ではなく、
あくまでお金が一番多い人が勝者なのを忘れてはいけない。

といったミュージカルの投資家になりきることができるボードゲームである。
要約すると、超盛り上がる運ゲーだ。

最初はお金がそんなにないので、ちまちま安いミュージカルに投資しているが、だんだんと大きなミュージカルに投資できるようになってきて、最後のブロードウェイ大賞はとにかく熱い。

さいころの偶然の楽しさを極限まで引き出したまさに殿堂入りの名にふさわしいボードゲームといえるだろう。

とてつもなくレアなゲームだが、もし見かけることがあったら、ぜひ一度体験してもらいたいボードゲームである。

ブロードウェイ2

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket