
日本の時事ネタを最速でゲームにするデザイナー北条投了先生。
ボードゲームの世界ではコアなファンも多い(自分もそのひとり)。
そんな先生の2015年後半から2016年前半までの作品をまとめてみました。
写真では見づらいかもしれませんが、ご了承ください。
No.001 カツカレー喰ってる場合か!? 新版(2015/11/19)
北条投了先生の代表する作品のひとつ。製品化もされている。4〜6人。30分。
みんなで値段決めをするゲームでパーティーゲーム好きならおすすめ。
新版なので、話題の時事ネタがいくつか追加されているが、製品化verと違い、それなりにぶっ飛んだカードが入っているので注意。
No.002 ポーズめくり(2015/12/30)
伝統ゲーム「坊主めくり」のパロディ。3〜7人。30分。
話題のいろんなポーズが出てくるが、ルールは普通の坊主めくり。
ただ、拡張ルールでそのポーズをしなければならないというバカゲーにもなる。
一部、非常にショッキングなカードが入っているのでプレイメンバーには注意。
No.003 センテンスプリング(2016/02/21)
数ある北条投了先生の中でも衝撃の1作。2〜4人。20分。
麻雀の千点棒(センテン)とバネ(スプリング)を使うシューティングゲーム。ターゲットはもちろん、センテンススプリングが盛り上がった頃のメンバー。
最初は発射するのが難しいが、徐々に慣れてくるのが面白い。
No.004 SMAPはありまぁす!!(2016/02/21)
ゲームマーケット 神戸 2016の人気ランキングで3位に入賞した作品。2〜5人。30分。
SMAP細胞のコアを購入していき、最後に完成させることを目指すゲーム。
地味に記憶系だったりするが、そういう意味では一般の人も遊びやすい。
ちゃっかり森コアもいるところなど、芸が細かいところはさすがの一言。
No.005 頭文字 K(2016/05/05)
ゲームマーケット 2016 春の新作。2〜4人。60分。
「K」の宿命を背負った男達が、驚異的なスピードで人生のダウンヒルコース(コースはほぼ下り坂だ!)を駆け下りていくというレースゲーム。
マシンのマネジメント、コースのポジション確保、メンバーの特殊能力の使い所など、考える点は結構あるが、ダイスも混じるので、運も必要だ。
まとめ
ゲームをつくるときは、最初にシステムを設計してから、テーマをつけるのが一般的なのだが、この人の場合は、まず時事ネタありきだ。
テーマを最初につけるということは、最初からある程度の制約があるわけだ。
そして、時事ネタは時が経つと忘れられてしまうのでスピードも重要。
そんな中、イメージ画像を探したり、ルールブックを製作したりするのだから、本当にすごいと思う。
今後の作品もとても楽しみです。
これからも応援しています。がんばってください。