【インタビュー】「何がなんでも完成させるという信念を大切に」…『朗誦者』SQUARE PHOENIX aaaD

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ゲームクリエイターの熱い想いとこだわりを探り出す「中の人に会いに行く」企画。

今回紹介するのは「朗誦者(リサイト)」制作のSQUARE PHOENIX aaaDさんです。
ノベルとRPG、さらには経営シミュレーションの合わせ技となる本タイトル。制作のキッカケから今後の活動まで伺ってきました。


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ゲーム制作のキッカケは「RPGツクールVX」

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ーー平:早速ですが、「朗誦者」がどのようなゲームなのか教えていただけますでしょうか?

aaaD:「朗誦者」はノベルとRPGが融合したようなゲームです。
メインシナリオはノベルで進んでいくのですが、RPG部分で修業や戦闘、素材集めなどをしないと続きのノベルが見られないようになっています。2010年前後くらいから制作をしていますね。

ーー平:6年も前から制作されているんですね!制作チームとしてはaaaDさんおひとりですか?

aaaD:シナリオ担当が他にいます。その他は、外注や有料・無料素材を使用しています。
初めはイラストレーターもいたんですけど、事情があって辞退されました。

ーー平:そうだったんですね。最初に制作をスタートされたきっかけは何だったのでしょうか?

aaaD:「RPGツクールVX」というゲーム制作ツールを買ったので、何かひとつゲームを作りたかったんです。ありがちかもしれませんね。RPGツクールシリーズは好きなので、良く買っています。

ーー平:なるほど。RPGツクールの購入をきっかけに、aaaDさんから「こんなの作ろうよ!」と仲間を集められたんですか?

aaaD:そうなんです。私はシナリオを作るのが得意ではなかったので、まずシナリオを作るのが得意な人を探しました。他のメンバーもホームページで募集しました。
初めのイラストレーターは募集で来てくれたのですが、今のイラストレーターは私からお願いしました。

ーー平:苦労の末の現メンバーだったんですね。これまで本作品以外にゲームを制作されたことはありましたか?

aaaD:そうですね、今のイラストレーターにも苦労をかけてしまっていると思います。
ゲーム制作は好きなので、色々と作っていました。シューティング、FLASHゲーム、CGIゲーム、経営シミュレーションゲーム、RPGなどです。

何がなんでも完成させるという信念を大切に

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ーー平:長いゲーム制作歴をお持ちなんですね。本作品以外も含めて、制作をする上で大切にしていることやこだわっていることはありますか?

aaaD:「リサイト」に関しては、強いて言うならキャラクターや世界の設定ですかね。
強いキャラクターや武器が好きなんです。特に、主人公のキャラクターデザインや設定は、ゲームの人気の命運を分けると思うので、こだわっています。
その他は、スクリプト、ロゴ、BGM、アイテム名、技や魔法名、戦闘アニメーションなどですかね。
ユーモアやパロディ要素も好きなので取り入れています。
大切にしていることは、やはり完成させることですね。そのための妥協も大切です。何がなんでも完成させるという信念を大切にしています。
あと、開発者に定期的に近況や予定を連絡しています。ほぼ週に1度くらいで、遅くとも2週間に一回は連絡しています。
連絡がないと「もう開発をやめたのかな?」と思われかねませんので。

あと作業の効率化を考えますね。小規模のゲームならそんなに考えないとは思いますが。
エクセル、VBA、ワードのマクロ、その他フリーソフト、RPGツクールVXのスクリプトを利用したりしてなんとかより早く、正確に、簡単にできないか考えてやっています。
ボタンひとつでゲームが完成するのが理想と思っているくらい、なんでも楽できないかを考えています。

ーー平:表に出る部分だけでなく、裏の部分でも相当な努力が詰まっていますね!

aaaD:かなり無駄に努力していると思います。そうとう好きじゃないと、とてもやれない作業量です。

ーー平:6年も同じタイトルに向き合っていると、挫折してしまう人が多いかと思うのですが、そこはどのように乗り越えているんですか?

aaaD:シナリオの進捗状況に応じたところまでを作って、シナリオ待ちの状態の時に他のゲームを作っていました。
完成したものはほぼ別名義で作ったのものです。トラブルにならないように、シナリオ担当者には他のゲームを作る予定や進捗状況も伝えています。
今は、シナリオが完成したので「朗誦者」をメインで作っています。挫折に関しては、根性や意地みたいなのもあるかもしれません。

ーー平:そうだったんですね。そこらへんのコミュニケーションは重要そうですね。
そこまでして作り続けているのには、何か理由や目標があるのでしょうか?

aaaD:「朗誦者」に関しては、単純にシナリオが面白いので、見てもらいたいからです。イラストも素晴らしいですし。
他のゲームでは、ダウンロード数や売り上げを目標にしているものもあります。もともと「リサイト」はもっと簡単に作れるゲームの予定だったんです。
14キャラクターでおさまるようにお願いしたつもりだったのですが、いつの間にか大ボリュームになっていました。
でも、シナリオが面白かったので、そのままいくことにしました。

ーー平:シナリオを見てもらうためにも、まずはやり切ることを目標に制作を続けられていると。

aaaD:そうなんです。ここまできたからには、行ってしまえ的な感じなんです。

色々なことを表現したり体験できる娯楽

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ーー平:「朗誦者」を今後どうしていきたいですか?

aaaD:資金があれば、CGや音楽などを充実させたいと思っています。完成後は多くの人にプレイしてもらいたいですね。
あと、ほぼ夢のような事ですが、小説化やアニメ化などをしたいと思っています。グッズも作りたいですね。

※クラウドライブにて『朗誦者-リサイト-』制作プロジェクト実施中!!(〜2016/07/16)

ーー平:「朗誦者」を制作されている中ですが、今後どんなゲームを作っていきたいですか?

aaaD:挑戦的な意味では、3Dを利用したゲームを作ってみたいですね。
現実的には、過去作の続編も作りたいですね。シューティングも好きなので、作ってみたいです。イースシリーズのようなアクションRPGも作りたいです。
当サークルとしては、戦国ものと魔法少女ものを作る予定です。絵はかなり出来てるんですけど、まだ出し惜しみしています。

ーー平:そうなんですね。その二作もリリース楽しみにしていますね!
最後の質問になるのですが、aaaDさんにとって「ゲーム」とは何でしょうか?

aaaD:色々な意味を持ちますね。色々なことを表現したり体験できる娯楽ですかね。
プレイヤーとしては、とてもワクワクするものですかね。趣味のひとつであり、時には暇つぶしにもなりますね。
制作者としては、ライフワークのようにドツボにはまってしまっている感じです。

ーー平:作る側に回った人でしか分からない、ゲームの楽しみ方もありそうですね。

aaaD:作っているジャンルのゲームだと、参考にしてしまうことが多いですね。レースゲームは作ってないので、そういうジャンルは純粋に遊べますね。興味のない流行っているゲームを参考にプレイしたり、買ったりもします。

ーー平:常に研究されているんですね。質問は以上となります、お時間ありがとうございました!

おわりに

「ツールを買ったので使ってみたい」というキッカケから、一つのタイトルに6年間という時間を費やし、ドンドンと内容が濃くなっていっているゲーム「朗誦者」。本タイトル完成のその先には、もう既に次の作品の構想が待っていました。今後のaaaDさんの活躍が楽しみです。

【制作者プロフィール】
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SQUARE PHOENIX
aaaD

同人ゲーム作家。RPGツクールシリーズ愛好家であるが、他のゲーム制作ツールに浮気することも。嗜む程度に作曲、イラスト、プログラムをやるとか、やらないとか。
▷朗誦者公式サイト:http://nin.ehoh.net/recite/index.html
▷SQUARE PHOENIX:http://enix.web.fc2.com/

▷ クラウドライブプロジェクト:『朗誦者-リサイト-』制作プロジェクト

※2016/06/16 追記あり

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