頭脳と協力とエンタメが満載!電王戦×TOYOTA「リアル車将棋」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
511766.347113

囲碁や将棋、オセロやチェスなどのボードゲームは子どもから大人まで誰でも楽しめます。どの家庭にもどれか一つはあったのではないでしょうか?
このボードゲームのなかの一つ「将棋」を実際の車を使って再現するという変わった試みが行われました。

電王戦×TOYOTA「リアル車将棋」とは?

電王戦×TOYOTA リアル車将棋

電王戦×TOYOTA「リアル車将棋」は、棋士が対局において指した局面を「車」を使って再現するという試み。『将棋』という頭脳戦を堪能できるだけでなく、車が実際に動いていくシーンなども楽しめます。車の移動も持ち時間に含まれるため、チームが一丸となって棋士をサポートしていくところも圧巻です。さらに、今回使われたのは、「現行車」と「過去の名車」。使われた車は後述しますが、この点も見所でしょう。

日時:2015年2月8日(日)番組スタートは10時、対局開始は10時45分
場所:埼玉県所沢市にある西武ドーム
公開:ニコニコ生放送でのみ公開
ルール:持ち時間は4時間(車の移動含む)。サポート棋士のアドバイスに応じて監督からドライバーに指示が伝えられ、車の移動が行われます。1手の成立は、車で局面の再現が整い、監督が宣言した時点で。対局者1人につきドライバーは5人おり車中待機も可能。しかし、相手の番が来たときは運転席以外に座らなくてはいけません。
将棋盤の大きさ:縦が54.2メートルで横は33.5メートル

「リアル車将棋」で対局した2人の棋士とチーム

豊島将之七段~若手の雄~

愛知県出身の豊島七段は1990年4月30日生まれ。
将棋を始めたのは4歳頃で、およそ12年後の16歳にプロ入りを果たしました。
今回、豊島七段のサポート棋士を務めるのは船江恒平五段。
彼は、ドライバーや監督たちとの初顔合わせ時に豊島七段を「とよピー」と呼び、周りを驚かせました。「小学生から~」と語る船江五段の言葉から、小さい頃からの付き合いであることがうかがえました。

監督を務めるのはトヨタ自動車富士研究所所属の山口進治氏。
1985年に入社後、運転訓練指導員などを務め、その後ベルギーにて欧州の道路を実際に走行し研究を行いました。現在は日本国内で製品開発グループのリーダーを務めています。
ドライバーを務めるのは、監督と同じトヨタ自動車富士研究所にて活動するテストドライバーから選ばれた精鋭5名です。

羽生善治名人~王者の風格~

埼玉県出身の羽生名人は1970年9月27日生まれ。
15歳でプロ入りし、その11年後の1996年に大記録「7大タイトル」の独占を果たしました。今回の対局で印象的な場面はいくつもありましたが、そのうちの一つが「ドライバーの動きを見る場面」。羽生名人から出る指示を速やかに行うためドライバーが車に向かって走っていく・・・それを見ていた名人の表情が非常に印象的でした。少年のような表情からはとても楽しそうな雰囲気が見てとれました。

羽生名人のサポート棋士を務めるのは長岡裕也五段で、監督を務めるのは現役レーサーの多賀弘明氏。
多賀氏は1963年に行われた第一回日本グランプリで優勝を果たしてからトヨタドライバーなどの管理・育成を続けてきた人物で、御年80歳でありながら今も現役で活動しているパワフルなベテランです。
ドライバーを務めるのは、多賀氏が昔在籍した早稲田大学自動車部のメンバー。同部は「全日本学生自動車連盟年間総合杯」優勝など素晴らしい成績を収めており、今回は部内から選ばれた精鋭5名が羽生名人を助けました。

【「リアル車将棋」ドライバー紹介】

両陣営で使われた「現行車」と「過去の名車」

出場車種

公式サイト出場車種一覧ページ

それでは各陣営の車を見てみましょう。

豊島七段陣営~時代を行く「現行車」たち~

歩兵:Vitz
香車:カローラアクシオ
桂馬:iQ
銀将:ハリアー
金将:プリウス
角行:MIRAI
飛車:86
王将:クラウンアスリート

羽生名人の陣営~歴史を刻んだ「過去の名車」たち~

歩兵:ヴィッツ(初代)
香車:MR-S
桂馬:bB
銀将:アルテッツァ
金将:プリウス(初代)
角行:ランドクルーザー(40系)
飛車:カローラレビン(AE86)
王将:トヨペット クラウン(2代目)

頭脳と協力とエンタメを持ち合わせた「リアル車将棋」

車で将棋を指すというだけでも面白い試みですが、それだけではありませんでした。
棋士たちが盤上で繰り広げる頭脳戦、そしてチーム(監督やドライバー、サポート棋士たち)一丸となった協力プレイ・・・あらゆる面から楽しめる大型ボードゲームだったのです。今後、またこのような試みが行われるのでしょうか?また見てみたい!と筆者は強く思いました。

電王戦×TOYOTA リアル車将棋

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket