カギはストーリーとシステムにあり!「新入り魔王」ポルゼンヌ小林作品の魅力

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新入り魔王

「タンスや壺は自由に調べてもいい」「泉の水を飲むと全回復」「ひとのものをとったらどろぼう」・・。例えば、ゲームにはこれらのような”ゲーム内の常識”というのは多くの作品で採用されています。そして、プレイヤーもまた、当然のようにそれらの行動にでます。
また、「勇者は少しずつ力をつけ、魔王と対決し勝利する」といった勇者と魔王の関係もまたよくある王道ストーリーのひとつ。

しかし、フリーゲームではこういった”ゲーム内の常識”を良い意味で裏切る作品が多く存在しています。

その一つが、今回紹介するポルゼンヌ小林氏制作の「新入り魔王」です。

新入り魔王

「新入り魔王」は魔王になって勇者と闘うゲーム

3日後に訪れる勇者と戦うため、主人公の魔王が召喚される場面から物語が始まります。
しかし、召喚によってレベルは1からのスタートとなります。城で気ままに暮らす魔物たちの中で、一番弱い「新入り」として修行を積むことになるのです。

その手助けになるのが、魔王城に置かれた「次元の日記」。

新入り魔王

既に上がったステータスや、魔王が手に入れたアイテムはそのまま、1日目に戻って再びレベルアップを行うことができます。
限られた3日間の間を往復し、レベル99の勇者を倒せるようになるまで修行を積むのが目標となっています。

住民の魔物たちにプレゼントを贈り、好感度を上げ仲間にすることも可能です。他にも農業、釣り、料理、錬金といった多くのやりこみ要素が含まれています。

さらに、緻密な伏線が張り巡らされ、終盤にかけて速度を増すストーリーは必見。複数のエンディングが用意されており、二転三転する展開に多くのコメントが寄せられています。

前作「前向き勇者」との共通点

ポルゼンヌ小林氏の過去の作品も、システムやストーリー展開が光っています。
前作「前向き勇者」は、魔王の呪いによって方向転換ができなくなった勇者の物語です

前向き勇者

攻撃も勇者が向いている側にしかできない徹底ぶり。しかし、幼馴染に殴られるといった思いもよらぬきっかけで方向転換することも可能です。

前向き勇者

一見ネタゲーのようですが、ジョブチェンジ等の戦闘システムは「新入り魔王」の前身にもなっています。短編とのことで規模は小さくなるものの、錬金や合成等のやりこみ要素も充実しています。
「新入り魔王」への布石になっていると言えるでしょう。

「前向き勇者」でも、終盤の魔王戦は白熱した展開となっています。
魔王の呪いの秘密やエンディングを見れば、予想外のストーリーに意表を突かれることでしょう。

このように前作「前向き勇者」から引き続き、「新入り魔王」にもポルゼンヌ作品特有のシステムが使われています。
また、終盤にかけて白熱するストーリーだけでなく、伏線をしっかりと回収するエンディングも大きな魅力です。
伏線回収に関しては、長編である「新入り魔王」の方がより壮大なものとなっています。「前向き勇者」も「新入り魔王」も、RPGには頻出の勇者と魔王の組み合わせが登場していますが、どちらも単純な「勇者が魔王と戦う」展開を打ち破る物語であることに違いありません。
特有のシステムとストーリーによって、「新入り魔王」の魅力が開花しているのではないでしょうか。

最後に

今回書かせていただいた2作のゲームは、どちらも1年以内に公開されたものです。
短期間で急激な躍進を見せるポルゼンヌ小林氏、今後の作品にもぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

【画像出典&参考URL】

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