「禅の精神」をもとに生み出されたシンプル&スリリングなスマホアクションゲーム「ZEN SPLASH」制作者インタビュー

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ZEN SPLASH VR CF

あなたは「禅」と聞いて、何をイメージしますか?
最近では断捨離やミニマリストと呼ばれるライフスタイルが流行っていたりして、禅的な生き方を求める人が増えているのかもしれませんね。

今回ご紹介する「ZEN SPLASH」は、そんな「禅の精神」を元に生み出された、スタイリッシュな世界観とスリリングなゲーム性が特徴のiOS/Android向けのアクションゲームです。
その「ZEN SPLASH」が、今話題のVR(バーチャルリアリティ)技術を用いてさらなる進化を遂げようとしています。

今回は作者であるRhinocerosHornののっぽのサリー氏に「ZEN SPLASH」の魅力、そして、VRにチャレンジする理由を伺いました。

「ZEN SPLASH」から「ZEN SPLASH VR」へ

ーーまず、現在リリース中の「ZEN SPLASH」について聞かせてください。どういったゲームになっているのでしょうか。

のっぽのサリー:「ZEN SPLASH」は、とてもシンプルなゲームです。
画面中央の赤い丸を操作して、画面の奥から次々と飛んで来る物体を避け続けるという、ただそれだけのゲームです。

■ZEN SPLASH:http://www.rhinoceros-horn.com/p/zen-splash.html

——なるほど。本当にシンプルですね。では、どういった点で「禅の精神」を取り入れているのでしょうか?

のっぽのサリー:まず全体のゲームデザインにおいて、「極限まで無駄を削ぎ落とす」ということを意識しています。
そのとき必要な情報以外は一切表示しないようにしたり、サウンドも必要な音以外は鳴らさなかったり。
ただ、それでも「どこが仏教やねん」と突っ込まれると、結構答えづらいゲームではあります(笑)。
詳しくはプロジェクトページの方でも説明していますので、そちらをご覧頂けますと幸いです。

【クラウドファンディングプロジェクトはこちらから↓】
禅とアートを融合させた、かつてない体験ができるVRゲーム「ZEN SPLASH VR」制作プロジェクト
ZEN SPLASH VR CF

——どういった経緯で「ZEN SPLASH」は生まれたのでしょうか?

のっぽのサリー:「ZEN SPLASH」制作当時は、新しいプロジェクトごとに未習得の技術に挑戦するという目標をもって作っていました。
そこでOPTPiX SpriteStudioというツールに目をつけて、それを使うことに挑戦してみようと思いました。
また、私自身シューティングゲームが好きだったこと、「Duet」や「Super Hexagon」などの避けゲーが世界的にヒットしていたこと、また画面の奥から図形が迫ってくるという視覚的な演出が、テストしてみたところかなり新鮮に感じられたことなど、様々な要素から多角的に判断して制作に踏み切りました。

—のっぽのサリーさんが考える「ZEN SPLASH」の魅力とはなんだと思いますか?

のっぽのサリー:避けゲーとしての魅力はもちろん、個人的には「アートを感じる演出」がやはり際立った点ではないかと。。
とは言っても、現時点でそれがそこまで凄いものなのか・・・と言われると、とてもそうは言えません(笑)。
ただ、それは私自身の能力に問題があるだけで、理論的にはかなり凄いものが作れる可能性を秘めているとは思っています。
ですので、「ZEN SPLASH VR」では、より一層その部分を突き詰めるつもりです。

Duet
Super Hexagon

ーーゲーム自体は非常にシンプルで、どなたでも楽しめる作りになっていると思いました。

のっぽのサリー:ありがとうございます。
もともと原始仏教をモチーフにしたアプリを作っているにも関わらず、ブランド名がRhinocerosHornと英語名なのは、国内向けではなく、世界中で遊ばれるゲームを作りたいと考えていたからです。
勘違いをしてしまう方もいるかもしれませんが、仏教をモチーフにしているからといって、仏像が出てきたり、お経や曼荼羅が出てきたり、といったゲームを作りたいわけではないんです(笑)。

ーーご自身はどういったきっかけでゲーム開発を始めたのでしょうか。

のっぽのサリー:ゲーム開発を始めたきっかけとなると、幼少期まで遡りますね(笑)。
まあ、ゲーム好きの少年で、そのままゲーム業界に憧れたという感じです。
実際、30代前半まではゲーム業界で働いていたのですが・・・色々と疲れてしまいやめてしまいました。
私がゲーム業界にいた当時は、ゲーム性よりもストーリーの方に重きが置かれていたように思いますし、コンシューマーゲームの場合、プロジェクトの規模も大きくなって、作業がどんどん細分化されてしまっていたんですね。
ただ、もともといつかは独立したいと思っていましたし、スマートフォンとゲームエンジンの普及によって時代も変化してきましたから、思い切って個人開発者の道を選ぶことにしました。

ーーそういった中で、今回クラウドファンディングを利用して「ZEN SPLASH」のVR版の制作を目指していらっしゃいますね。VRを制作するきっかけはなんだったのでしょうか。

のっぽのサリー:これまではcocos2dxを使っていたのですが、次回作ではUNITYでの開発に挑戦してみたいと考えていました。
そのとき以前制作した「ZEN SPLASH」のことを思い返して、UNITYに初挑戦するには良い素材だと考えて、「ZEN SPLASH 3D」を作ろうと当初は考えていたんですね。
ただ、そのときもう一歩考えを進めて、最近盛り上がりを見せているVRゲームにも、これはチャレンジできるチャンスではないかと(笑)。
「ZEN SPLASH」のようなシンプルなゲームであれば、個人でも十分クオリティの高いゲームが作れますしね。
資金的な問題もクラウドファンディングを利用すれば解決できるんじゃないかと思い、制作に踏み切りました。

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ZEN SPLASH VR コンセプトアート

ーーおっしゃる通り、VR関連のニュースやゲームの話題も多く見かけるようになってきました。ゲーム制作に携わる人たちにとってVR技術はどこが魅力なのでしょうか。

のっぽのサリー:その答えは、どういった立場から語るのかによって変わってくると思います。
ただひとつ言えるのは、VR技術というのは、かつてない大きな「リセット」であるということだと思います。
これまで積み重ねてきたノウハウよりも、新しい「何か」を先に発見した人が成功できるという。
それを見つけ出すために、様々な創意工夫をしたり、アイデアを考えたりすることは、いちゲームクリエイターとしてとても刺激的な仕事だと感じます。

ーー今後の「ZEN SPLASH VR」はどのような展開を考えていらっしゃいますか。

のっぽのサリー:今作はある程度時間的な余裕をもって制作をしていますので、まずはきちんとしたものを作るのが目標です。
Oculus Riftで遊べるVR版と、VRヘッドセットを接続しなくても遊べる3D版のふたつのソフトの制作を並行して進めています。
3D版は若干内容が変わるかもしれませんが、PCだけではなく、スマートフォンでもリリースする予定です。
後はVR関係のイベントにも積極的に参加していきたいと考えています。
また、技術的・資金的な問題がクリアできるようであれば、PlayStation VRへの移植にも挑戦したいと思っています。

ーーでは、最後に今後はどんなゲームを世の中に送り出していきたいですか?

のっぽのサリー:今後もやはり原始仏教をモチーフにしたゲームを作っていきたいと思っています。
この部分は一般のゲーマーの方には特に理解を得づらい部分であるということは承知していますが・・・。
ただ、個人的にはiPhoneと禅のような関係が、プロダクトと思想の関係としては理想的だと考えています。
決して怪しいものを目指しているわけではないので・・・その点はご安心ください(汗)。

ーーありがとうございました!「ZEN SPLASH VR」楽しみにしています!

おわりに

「ZEN SPLASH」制作ののっぽのサリー氏へのインタビューをお送りしました。

たしかに情報過多のこの時代、アップルiPhoneに代表されるようなシンプルで直感的なものを、私達は自然と求めているのかもしれません。

アプリをプレイしたことのない方は是非一度プレイして、「ZEN SPLASH」の持つ禅の精神を体験してみてください!

VRで表現される「ZEN SPLASH VR」は、そのコンセプトをより強く表現してくれることでしょう!
実現が楽しみです。

■のっぽのサリー/RhinocerosHorn代表
兵庫県洲本市生まれ
元々は日本のゲーム業界で働いていたゲームプランナー。
幾つかのコンシューマーゲームの開発に携わった後、個人事業主として独立。
現在は原始仏教を題材としたオリジナルゲームを開発している。

RhinocerosHorn HP
RhinocerosHorn公式Twitter

【クラウドファンディングプロジェクトはこちらから↓】
禅とアートを融合させた、かつてない体験ができるVRゲーム「ZEN SPLASH VR」制作プロジェクト

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